注射薬の配合変化確認は、病棟薬剤師の重要な業務の一つです。添付文書や配合変化表を毎回参照するのは時間がかかり、特に緊急時に苦労する場面があります。この配合変化チェッカーは、薬剤名を入力するだけで配合可否を瞬時に確認できるツールです。

配合変化チェッカーとは

2つ以上の注射薬を組み合わせた際の配合変化(沈殿・変色・効力低下など)を、薬剤名から即座に検索・確認できるWebアプリです。点滴ルートが複数ある重症患者や、多剤併用の患者管理に特に役立ちます。

使い方

① 採用薬を登録(またはAIプリセット版を使用)

自施設で採用している注射薬を登録します(Excel/CSVからの一括取り込みも可能)。ICUの頻用薬は、添付文書・インタビューフォームを参照して整理したプリセットをトップの「AIプリセット版を開く」ボタンからそのまま使えます。

② 6×6マトリクスで配合可否を一覧

薬剤を選ぶと、組み合わせの配合可否が「○配合可・△条件付き注意・×配合不可・―不明」の色分けマトリクスで一目で確認できます。点滴ルートが複数ある重症患者でも、組み合わせを素早く俯瞰できます。

ICU頻用薬7剤の配合可否を示す6×6の色分けマトリクス
▲ ICU頻用薬の配合可否を6×6マトリクスで一覧(添付文書・IFを参照した参考情報。実使用時は必ず原典を確認)

③ セルをクリックして根拠を確認

気になる組み合わせのセルをクリックすると、判定の理由(pHの不適合・沈殿形成など)と参考文献(添付文書・インタビューフォームのURL)が表示されます。患者説明や多職種への共有にも使えます。

ノルアドレナリン×フロセミドの配合不可判定と、pH不適合・参考文献の表示
▲ セルをクリックすると判定・理由(pH不適合など)・参考文献URLを表示

メリット・特徴

  • ベッドサイドで即確認:スマートフォンからアクセスできるため、点滴作業中にすぐ調べられる
  • 複数薬剤の一括確認:多剤併用患者の配合変化を一度にチェック可能
  • 根拠情報付き:配合不可の理由が表示され、医師・看護師への説明に活用できる
  • 自施設データを管理:採用薬の配合可否を登録・編集でき、Excel/CSVでの一括取り込みにも対応

現場での活用シーン

ICU・HCUでの多剤管理

昇圧薬・鎮静薬・抗菌薬など多数の注射薬が同時に投与されるICU環境では、配合変化の確認が特に重要です。ルートごとの薬剤組み合わせを素早くチェックできます。

薬剤管理指導(病棟薬剤師業務)

病棟ラウンド中に看護師から「この2剤、同じルートで投与して大丈夫ですか?」と聞かれた際に、その場で回答できます。

💡 ポイント:患者データを入力する必要がないため、個人情報の取り扱いに配慮しながら利用できます。

2週間の無料トライアルで実際の使い勝手をお試しください。ライセンスキーはポータルサイトから申し込めます。

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⚠️ 注意:本ツールは医療専門職の業務補助を目的としています。最終的な臨床判断は必ず医師・薬剤師が行ってください。